2001.12.16

週末模型親父さんがしばらく模型製作を休んでサイトを閉じられるとのことで、リンクからはずさせていただいた。明るくて、サービス精神にあふれ、模型製作の楽しさが伝わってくるサイトだった。


2001.12.6

HOBBY GULLERY3に新作をアップ。

ロバート・デ・ニーロ出演作「15ミニッツ」と「ザ・ダイバー」
を続けて見た、なぜかデ・ニーロが出ている場面と、出ていない場面でテンションがまるで違ってしまう感じ。特徴的な役柄を割り振られるせいか?、それともこれがスーパースターのオーラなのか?。・・・

パールハーバー」は個人的にはつまらなかった。三画関係の恋愛話し+第二次世界大戦と言う事では「スターリングラード」に似ている設定だけど、後者の方が好き。「パールハーバー」はファミレスのサラダバー、「スターリングラード」はオーナーシェフの店のビーフシチューと言う感じ、監督の念みたいのが伝わってくるかどうか、が全然違う感じ。


2001.11.14

10月になって一念発起。部屋を片付けて作業スペースを作る事から始めて、めでたく製作完了!。
HOBBY GULLERY3をアップしてみました。今回はあしかけ5ヶ月の大企画(そのうち休んでたのが4ヶ月)、タイガー1
型であります。

他にも、プラモデル出戻り初期の作品がタバコのヤニまみれになっていたのを、「かんたんマイペット」で洗浄したのを機に、新しい方のデジカメで撮影し直してみた。こちらはHOBBY GULLERY1
マークのついているものがそれ。

ビデオもたくさん見てます。
気にいったのは・・・

 「17歳のカルテ」:「カッコーの巣の上で」の女の子版という雰囲気、精神病院の映画は俳優さんの演技の見せ場が多い。

 「サトラレ」:抜群の設定をうまく転がして行く筋と、結局人情話しになっているところは「座頭市」を思い出す。良い感じです。

 「
キャストアウェイ」:ほとんどテーマ通りの破綻のない映画なので、トム・ハンクスの見事な痩せっぷりばかりが心に残る。

 「スナッチ」:年寄り俳優のぶっ飛び演技がすごいっすね。イギリスらしい微妙なマヌケ感がたまらない映画。

 「スーパーノヴァ」・「ピッチ・ブラック」:良く出来たSF映画だったけど、この他にも「ミッション・トゥー・マーズ」や「レッド・プラネット」など同じような筋の映画が多かったので、イマイチ印象が薄かった。SF映画はテーマが出尽くしてしまって、停滞期に入ってる感じ。今の流行は泣ける映画か、どんでん返しの映画って感じなんでしょうか?

 「スターリングラード」:狙撃兵の映画って物量や破壊を売り物にした戦争映画と比べて、繊細な緊張感があって好き!。他の戦争ものでも狙撃兵は緊張感を表現する良いアクセントになってます。ソビエトは第2時大戦でもっとも多くの戦死者を出した国だそうだけど、田舎から徴兵されて前線に着いていきなり弾だけ持って突撃させられるのはたまらんなぁ。エンドロールの文字がロシア構成主義っての?そんなデザインでカッコイイ。

 「ハイフィディリティー」:中古レコード店の経営者とオタクな店員2人の、中ぶらりんな日常、各々が次の一歩を踏み出す感じで終わる。特に何も特徴のない映画だけど、ほのぼのとした同時代の雰囲気があって、僕は楽しめた。

 「ハンニバル」:「羊達の沈黙」の続編、しかし雰囲気は大分変わっていて、2代目監督をつとめたリドリー・
スコットはこの映画を自国の宝、「007」になぞらえて作った感じ。
レクター博士の敵役には顔を剥ぎ取られた変態の大富豪を始め、小悪たちもそれぞれ良いキャラクターになっている。特に権力を傘にきた嫌なやつを演じるレイ・リオッタは中盤までいかにも小物っぽい役回りだが、終盤の凄まじいシチュエーションでの半ボケ演技で底力を見せつける。へたすると代表作になっちゃったりして。シガニー・ウィーバーの「リプリー」、別所哲也が「ハムの人」なら、レイ・リオッタは「脳のひと」?。


2001.9.2

プラモデル作ってないです。作る気が無いんじゃあなくて、作る場所が無い!。その場所というのを作る気になれないのだ。一番やりたい事のために、一番やりたくない「部屋の整理」をしなくてはならないのだ。子供の頃からこの状況になると長いのだ!。

という訳で、またまたビデオ三昧の日々。
「Avalon」を見た。戦後の復興期のリアリズム映画のような世界感の表現がすばらしい、ゲームプレーヤーのレベルアップを通して多重世界を感じさせる映画だが、人間関係、感情表現など硬派すぎて、イマイチのめり込めなかった。

「The Cell」。華麗、扇情的な映像美がすばらしい。だけど、その映像美を展開する為に、「現実」と「精神世界」を分けてしまった事で、映画が小さくなってしまった気がする。せっかく巨大なスケール感で表現したものが「脳みその中のちっぽけな世界」に見えてしまうのだ。

と、そう思うのも「アンブレイカブル」を見てしまったからなんだけど。この映画は面白かった。

列車の中のブルース・ウィリス、ちょっと疲れた中年男の日常の話、かと思ったらその列車が脱線転覆、彼以外の全ての乗客が死んでしまう。
生き残った男の精神世界の話かと思ったら、アメコミマニアのサミュエル・L・ジャクソン登場!「君は今までケガをした事も病気をした事も無いだろう」と聞く。救世主の話?。
ブルース・ウィリスが正義の超人である事を自覚し、アメコミヒーロー話だったのかぁ、よくある博士と超人が協力して悪者をやっつけて行く話かぁ!と思ったら、・・・・・・。という映画。

いろいろなジャンルの映画に見せ掛けながら、変態して行く捕らえ所のない構成と、現実と非現実を突飛なSFXシーンを使わずに、日常的な舞台の中だけで表現している事がこの映画の凄い所。

監督・脚本の
M・ナイト・シャマランは前作「シックスセンス」をはじめとして、観客が他に見ている映画のことも計算して、さまざまなヒッカケと伏線を張って、この映画の脚本を作ってる感じ。最後のどんでん返しも「日常」と「超常」とをシームレスに結び付けるのに効果的だと思った。


2001.7.15

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」をビデオで見た。うーん強烈!、「母の愛」の映画かと思って見始めたけど、結局、生物の本能と遺伝子の映画だと思った。

失明する遺伝因子を持った女性セルマが自身の失明という運命を背負いながら、息子ジーン(Gene=遺伝子?)の目の手術に全てを賭けるという話。

セルマのただ一つの慰安である「ミュージカルの中の幸せな世界」の幻想と、現実の生活の落差を際立たせる演出。

息子の手術代を家主の保安官に盗まれ、彼を射殺するはめになり、死刑を宣告され、裁判費用と手術代のどちらかを選択しなければならなくなり、裁判をあきらめる・・・という筋、

さらには、視力の低下であきらめざるをえなかった素人ミュージカルの主役と重なるように、自分の絞首刑の処刑室でセルマが息子への歌を歌うラストシーン(しかも、歌の途中で死刑が執行されてしまう)。

これでもかというほどに、過酷なセルマの人生を描いていて、観客は打ちのめされる。

あざとくも見えるこの映画の作りが、単なる監督の未熟さではなくて、もし目的があるとすれば、この映画は、「生物が次の世代に遺伝子を残そうとする事の大切さとその過酷さ」がテーマの寓話のようなものだったのかも知れないと思う。


テナ事を書いている間に引っ越しの日がきてしまった!!。
実は構想5年、実動2日の引っ越し大作戦が密かに進行していたのだ!!。

作戦失敗。30年住んだ旧居からの大量の荷物を抱えてドースリャ良いの?って今日このごろ・・・。


2001.6.7

「パーティ」を見た。数カ月前にBS
でやったものを録画して忘れていたもの、空テープを捜してて発見、そのまま終わりまで見てしまった。

「パーティ」は
1968年製作、ブレーク・エドワーズの監督で主演はピーター・セラーズ、「ピンクパンサー」シリーズの黄金コンビが作った珍品映画だ。

気のいいインド人俳優バクシ(セラーズ)が、紛れ込んだ映画会社社長の屋敷でのハリウッド風パーティーを崩壊させてゆくという筋、物語は特になくてギャグがえんえんと続く。いわゆるハリウッド人種がみな滑稽に描かれていて、バクシ君が一番真面目な人という感じ。ギャグはシモネタから政治ネタまで様々だが、どれもエドワーズ&
セラーズ組らしいとぼけた微笑ましい雰囲気があって独自の世界観を感じさせる。

この映画は深夜映画の常連で年に一度ぐらいは再放送しているので、もう5回ぐらいは見ているけど、そのたびに引き込まれて最後まで見てしまい、いまだに新しい発見がある。
今回の発見は、奥さんが招待してしまったソビエトバレー団が送れてパーティに到着、例によって、コサックダンスとロシア民謡で盛り上がっている最中、その傍らで憮然とした表情の映画会社社長が愛おしげにキューバ産の高級葉巻きをチラッと見る、というギャグ。
高級葉巻・キューバ革命・ロシアバレー団・ハリウッドの共産主義嫌い、をセットにして短い一場面に配置しただけだがクスッと笑わせる。
どこが良いとは説明しにくいんだけど、我が青春のお気に入り映画の一つ。

ところがこの映画には元ネタがある。この映画の一年前1967年公開のフランス映画「プレイタイム」がそれ。田舎から、就職の面接にパリにやってきた気のいい田舎紳士のユロさんが、あまりにも近代化した都会のオフィスや、人々に翻弄されて結局面接は果たせず日が暮れて、開店初日のレストランクラブのパーティに紛れ込み、パーティが崩壊して行くという筋。ギャグもまんまパクられてるのがあってもうビックリ。

パクリと書くと聞こえは悪いが、今でいうリメイク、本当に面白い映画のエッセンスを時代や自国の観客に合わせて作り直して伝えようとする試みともいえる、結局僕はどちらの映画も大好きなので問題無し。
実は「男はつらいよ」の寅さんも、ユロさんの日本的解釈のような気がしているのだが・・・

2001.5.17

15日にWOWWOWで、パット・メセニー・グループのライブ映像を見た。

パット・メセニー・グループはラテン・フレンチ・ケルト・スパニッシュ・雅楽など、様々な要素を取り入れながら世界のどこにもない自分達の音楽をつくり出している。どの曲も実験的でありながら印象に残る優しい仕上がりになっていて、刺激されながら、癒される感じ。


そんな彼等の数年ぶりのライブ映像は見る所も多い。
パット・メセニーはちょっと太って、肉体労働者的雰囲気が増した感じ、トレードマークの白黒の横縞Tシャツ姿は大昔の船員風、大口あけてアヘアヘいいながら思い入れタップリの奔放で繊細なギタープレイはライブの一番のお楽しみだ。対して長年のパートナー、ライル・メイズの真面目で神経質な感じの振る舞いはこのグループの裏テーマを体現している感じで微笑ましい。

パット・メセニー・グループのライブは、多種多様の楽器を使って作られたアルバムの音色を、7人程のバンドできるだけ再現しようしているので、メンバーは絶えず様々な楽器を持ち替えて演奏するハメになる。この無理してやってる感じが実にリアルでおもしろい、CDで音だけ聞いていて気が付かなかった楽器の組み合わせを視覚的に確認できるのもうれしいので、このグループのアルバム再現主義は合理的だと思う。

パット・メセニー・グループの音楽やアルバムのジャケット、立ち居振る舞いには何かヒッピー文化のなごりのようなものを感じる事が多くて(といっても60年代は僕も子供だったので生に経験した事じゃあないんだけど)、僕にとってはそれが、パット・メセニー・グループに惹かれる一番の理由(勘違いかも知れないけど)だと思う。

2001.5.6

HOBBY GALLERY新作を追加。

体の調子は相変わらず今一つ、あちこちのサイトを見ていると、なんとなく体調の悪い人が多いみたいでホッとする(ホッとしてちゃぁイカンのだけど)。

DVDで「インビジブル」を見た、タイトルがきれいで良く出来ている。映画のタイトルは「セブン」以来、革命的に進歩したと思う。監督のポールバーホーベンは、CGを使うのが凄くうまい、全体をB級映画のタッチにして人物描写もドライな感じにする事で、突飛な感じになりがちなCGのシーンがうまい事溶け込んで、バーホーベンタッチを生み出している感じ。

DVDの
オプションで主演のケビンベーコンと監督・脚本家の3人が映画を見ながら話し合う座談会を聞きながら映画を見る機能が付いていて、自分が見のがしていたことや、作った側の計算や種明かし的な情報が聞けて、すごく勉強になる。

2001.4.2

前回の文章を書いた次の朝、いきなり喘息の発作を起こしてえらい事になった。数十メートル歩いただけで息も絶え絶えになって、薬でやっと落ち着くという状態で、ここ30
年程はこんな事はなかったのでホントに死ぬかと思った。前回の文章を見ても、何となく脈絡がないし、書く事も何も思い付かずに書いている感じで・・・相当ストレスたまってたのかなぁ。

そんな中、ビデオで「M.I.2」ミッション・インポッシブル2を見た。ジョン・ウー監督の演出は、いつもながら見どころが多くて、ドラマもアクションも超一級の仕上がり!。香港映画出身らしく主役の俳優がどんなに苦労をしてこの映画をとったかがわかるようになっている。特に最初のロッククライミングや、ナイフを眼球の直前まで突き付けてまつげに触れさせるような演出は効果抜群。

しかしビデオの巻末のメイキングでもう一度そのへんのおさらいをされると、何となくベタッとした感じがしてきて気持ちが悪い、そこから考え直してみると、ヒーローと悪漢の対決に収束するだけの昔ながらの古いタイプの映画を見ていた気がしてゲンナリ。

それがジョン・ウーらしさといえばそれまでかもしれないが、舞台になる場所選びも妙に条件付けがされていて(例えば要塞のようなビル・荒野の中の研究所など一般人が入れない所)、徹底して街頭・群集にこだわっていた「RONIN」と比べると
リアル感が薄い、結果として、見た当座は、凄く興奮するけれど2年とか5年後にもう一度見て良い映画とは思わないかも知れない。

2001.3.20

フヒーッ、確定申告もやっと終わり(別に大儲けしてる訳ではなくて単に足し算が苦手なだけ)、毎年何かと忙しい3月が終わろうとしてます。そんな中、ちびちび作っていた模型の新作を2点アップ
考えてみるとこれが今年の初作品、今回は難物キットで修行!ミタイナ感じだったのでしょうがないか?。大変だけど、終わってみると少し自信がつく・・・というのが修行の良い所。しかしまだまだ修行は続く・・・なんつって。
ここのところ自分の感受性が鈍くなっているのか、面白いと思うビデオがない、「Avalon」「The Cell」「サトラレ」に期待してます。しかし、面白いと思うものがなくなった時に、過去に面白いと思ったもののオモシロ原因を考えてみるとほとんど面白くなかったりして???つまりは自分次第なんだろうけど、フレッツISDNになった途端にネットに対する感覚が変わったりして???1秒1秒金払ってんだなぁって感覚が面白かったりして。という今日この頃。

2001.2.12

HPを立ち上げて4年目にして、やっとリンクページを始めてみた。ホントはもう少し早く始めたかったんだけど、不特定多数の人に見てもらう事が何となく気詰まりだったのと、リンクすればそれなりに責任もあるしとか思い、どうやって作れば良いかを考えているうちにまる3年が過ぎてしまった。
始めたからには、できるだけ多くの人とリンクしてゆきたいのでよろしくお願いします。

2001.1.16

どんど(どんどん?)焼きもおわったので、トップページから年賀画像を削除。
世紀が変わったので(信じられない!)TEXTページを新しくした(ここの事)。去年の事は2000年のTEXTを読んでね。