LVT(A)1 ALLIGATOR


下のちいさな画像はフルサイズの画像にリンクしています。



 イタレリ社の LVT(A)-1アリゲーター。LVT(A)1 ALLIGATOR。

 LVT(Landing Vehicle Tracked)はスクリューではなく、ヒレ状の突起の着いたキャタピラの推進力で水上を走行し、そのまま上陸できます。開発当初は物資の輸送を目的としていましたが、装甲を厚くし、攻撃力のあるものに発展しました。(A)-1ではM3スチュワート戦車の砲塔と、後部機関銃2門を搭載していました。詳しくは Wikipediaへ>>

 キットについて。ドイツ軍のタイガー戦車よりも大きい車体を箱組します。保管状態が悪かったのか、買ったとからそうだったのか?、板状の部品が歪んでいて苦労しました。キャタピラの樹脂が固めでカーブがきつい所で切れたりするのもいつものイタレリの雰囲気。
ちょっとした細部の工作の楽しみも、出来上がりがなぜかカッコ良いのもいつものイタレリの雰囲気。

 制作は、太平洋戦線を描いた、アメリカのテレビシリーズ「ザ・パシフィック」を見直しながらやっていましたが、あらためて、自分の親の世代がアメリカと戦争していたんだな〜と、再確認させられて、(しかも相当リアルな映像なので)なんかへこんでしまいました。そんなこんなで休み休み、少しづつ作っていました。
 車体の部品がかなり歪んでいたので、どこか1辺を接着して、1日ぐらい置いて強度が出たところで、ゴムひも(パンツのゴム)で車体をグルグル巻きにして、さらに押さえたい所にはスタイロルォームの切れ端を挟み込んで、全体に隙間が無くなったところで、流し込みタイプの接着剤で接着しました。箱組の合いの悪い場合はだいたいこの方法で強引にくっつけてしまいます。空いた隙間はパテで埋めてごまかします。
 ディテール工作はライトの透明化、後尾のワイヤーロープをナイロン糸で工作、溶接跡の追加など。


 フィギュアはドラゴン社の「アメリカ海兵隊 ガダルカナル1942」ヘッドはホーネット社のものを使用しました。

2011.12.5UP