タミヤ社の アメリカ軽装甲車グレイハウンド。U.S. M8 LIGHT ARMORED CAR GREYHOUND。
第二次大戦中、6輪駆動による最大速度88.5km/h、航続距離563kmという高い機動力を備え、アメリカ軍機甲部隊の目として偵察任務に使用されたのがM8グレイハウンドです。鋳造式オープントップ式砲塔にM3/M5スチュアートと同じ37.5mmM1919A 4機銃を装備し、さらに機銃用リングマウントに12.7mm M2機関銃を増設した車両もありました。M8は1943年3月から1945年4月までに8523両が生産され自由フランス軍、英連邦などの連合諸国にも供給され、戦後も多くの国で使用され続けました(キット説明書より)。
キットについて。ステルス性能がありそうな複雑な斜めの面の構成ですが、全てがピタリと収まります。数種類のバリエーションやフェンダーの有る無し、ハッチの開閉も無理なく選べるように、別部品になっていて、よく考えられているなーと思いながら作りました。欲を言えば、タミヤの以前のキットのように、前輪の舵を切れるようにして欲しかったのと、ドライバーのフィギュアを付けて欲しかったです。
制作は、オープントップの砲塔や開いたハッチからかなり車内が見えそうなのと、運転手を乗せるのが車体を閉じてからでは難しいのと、フェンダーを接着しちゃうとタイヤがうまく塗装できないか?などと考えて、組み立て、塗装の工程を行ったり来たりして、妙に時間がかかりました。フィギュアはミニアート社のU.S. JEEP CREW & MPから3体を使いました。ミニアート社はなんか欲しくなっちゃうフィギュアを企画するのがうまいですが、顔が小さめで造作に独特の癖がある感じ。
今回バックの家と地面を新規に作りました。家はミニアート社のバキュームフォームのキットFRENCH FARMYARD。バキュームフォームのキットは初めてで、手こずりましたー。もう無理矢理接着とパテでなんとかカタチにした感じ。それに家がデカ過ぎです。いつも土台に使っている既製品のベニヤ製パネルではサイズが足りないので、ホームセンターでベニヤを切ってもらうところから初めて、なんだか全体に大げさな事になってしまいました。
2011.9.30UP