ドラゴンのM4A1シャーマン75mm砲初期型。
シャーマン戦車は、M3リー戦車の後継機としてアメリカ軍に開発され、デビューは北アフリカ、エル・アラメインでイギリス軍に供与されてのもの。その後アメリカ軍がチュニジアで初使用しました。
シャーマンは、第2次大戦で最も多く製造された戦車ですが、基本設計は変えずに、部分的な改良をくり返して性能を高めていった経緯から、戦地や年代によって様々の部分の組み合わせが存在するようです。
そんなわけでか、このキットもシリーズ化重視のために流用可能な部品は、不要なものも含めてランナー1枚丸ごと入っているので、あっちこっちのランナーから少しずつ部品を切り出したあとに大量の余り部品が残ります。2箱買ったら3台作れるんじゃあないの(んなコタぁないですけど)という程です。ちゃんと必要な部品を切り出したか、あとでだんだん不安になってくるので、部品を切り出す前に不要部品ををはずしておいたほうが良いでしょう。車体や砲塔の鋳造表現は、変化に富んで深すぎず浅すぎず、とても良い雰囲気です。結局は楽しかった!
アメリカ戦車兵のインジェクションキットって全然無いですね。ドラゴンの1つだけです。各メーカー争ってドイツ戦車兵のキットを出すのに、タミヤでさえ別売のアメリカ戦車兵のキットはだしていないですもんね。今回のフィギュアは、ドラゴンの戦車兵、タミヤのパーソナルキャリヤ−、GPA水陸両用ジープから1体ずつ(もう戦車兵でなくてもいいや)、頭はホーネット、座っている兵士のニット棒はパテ細工。シート類はいつものパテ細工です。
2005.11.26 UP
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