夜の太陽
まだ地球が球体で、太陽の周りを回っているのを知らなかった昔の人は。太陽が夜になるとどこに行くのか考えたことでしょう。その頃、太陽は朝の出番まで、自分用のヤグラの上で休んでいたのかもしれません。 縦106mm×横83mm×奥58mm。太陽は石塑粘土ラドールで作ってカラージェッソのバーントアンバーを塗って、着彩をしたもの。材料は他に竹ひごと竹と木材。 ベースの木は、木材をツルツルになるまで磨いたもの。ヤグラの部分は竹ひごと、竹を薄く削ったものでできています。 後ろ側。ヤグラの柱は上下とも局面に接していて、4本の柱の間隔も正方形ではないため、またこの柱で太陽の顔の傾きが決まってしまうので、調整に時間をかけました。 4本の柱では、強度が心配でしたが、すじかいが入ると安定しました。 太陽の顔はちょっと眠そうに、周りの光彩部分も少し下に垂れ下がった感じにしてあります。 2015/01/06 UP |