ドラゴン社の10.5cm K.Pz.Sfi.IVa ディッカーマックス。
1941年、2両の試作車が作られ、量産が決定しましたが、計画が変更になり結局量産はされませんでした。試作車2両はロシア戦線に配備され、1両は戦闘で破壊され、1両はドイツに戻されるまでに対戦車戦でかなりの戦果を挙げました。(ジャーマンタンクス、大日本絵画刊より)
上のような理由でこの世に2両しか存在しなかった戦車ですが、なんとトランぺッター社もこの車両をモデル化!バッティングというよりも熾烈な潰し合いがあったのかも・・・ドラゴンのキットは部品数多すぎです。大量の小さな部品に、プラスチック成形用の湯口がたくさん付いていて、一つ一つを処理する作業が果てしなく続く気がしました。また大量の作業を説明図に盛り込むのが精一杯な感じで、細部の塗装に付いてはほとんど記述がなく、一部不明確な部分もあり、個人的にはもう少し噛み砕いた表現で作りやすい方が好みです。
実車の現役の期間が4〜5ヶ月程度だったようなので、新車が泥やほこりで少し汚れている程度にしたいと思ったのですが、汚しすぎてしまった感じです。
2008.11.18UP
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